導入演習(必修) 1

 
担当講師 学期 曜日 時限 教室
青木 則幸 秋学期 4限  

成績評価方法


みんなの評価


総合
単位の取りやすさ
GP(成績)の取りやすさ
内容の充実度
授業要旨
 みなさんは、テレビで囲碁や将棋の名人戦の中継をみかけたことがあるだろうか。囲碁や将棋をやったことがない人には、どこが面白いのか見どころがまったくわからない。しかし、自ら囲碁将棋をやる人にとっては、名人戦はまさにテレビで見たくなるほど面白いというわけである。囲碁将棋だけではなく、広くゲームはそんなものだろう。プロ野球の人気も、少年野球や草野球の経験者によって支えられている。ちなみに、私は、アメリカに留学中に、アメフトのなにがおもしろいのかわからずアメリカの友人と話をあわせるのに困ったが、これも同じ現象である。 じつは、民法解釈論は、この意味でのゲームとそっくりである。自らプレーヤーとして解釈論を手掛けるようになるまでは、講義で有名判例や有力学説の解説をうけても、それのどこがおもしろいのか、ききどころもすごさもさっぱりわからない、ということになってしまう。 このゼミでは、春学期を経て民法の基礎知識を持ち始めた法学部の1年生を対象に、まずは解釈論というある種のゲームのプレーを体験してもらう。経験者として、講義や判例・学説の理論の面白さがわかるようになってもらおう。さらに、1年生のあいだにそのような経験を通じて「おもしろさがわかる人」になってもらうことで、将来の名プレーヤーを輩出することを願っている。  具体的にいうと、このゼミでは、判例および事例問題の演習を行い、ゼミ生諸君にルール(条文知識および先例にあたる判例知識)の操作ないし活用方法に習熟してもらう。柱は、ふたつである。 第1に、習得しつつある基礎知識の「使い方」をトレーニングしてもらう。現実に発生した民法に関する民事事件の記録(判例)やそのシミュレーションである事例問題を読んで、事案を的確に分析し、その事実関係のもとでどのような権利がどのように発生しあるいは動いたのかを分析するトレーニングを積んでもらう。 第2に、毎年12月上旬ころ(土曜の午後を予定)に、私の担当する3・4年生対象の主専攻ゼミの諸君が、慶應大学水津ゼミの諸君と、民法解釈論を競う討論会を行っている。学部生の先輩が行うものとしては相当にハイレベルの解釈論の展開を身近に聞くチャンスであるので、授業の何回かをこの討論会の聴講に振り替える。扱う素材には未習事項が含まれることが多いが、討論会を聴講するに必要なミニマムの知識は、導入演習の時間内に、私のほうから事前講義を行う。聴講といっても、導入演習の1年生諸君にも発言をしてもらう時間をちゃんと設けるので、上記のトレーニングで鍛えた成果を発揮して奮って議論に参加してもらいたいと思う。この聴講では、ハイレベルの解釈論の面白さを感じ取ってもらえればと思っている。

授業情報は常に変更がございます。特に履修時は、必ず公式シラバスや履修登録ページで確認してください。

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