日常生活とリスク

 
担当講師 学期 曜日 時限 教室
安部 竜一郎 石倉 義博 久木元 真吾 吉川 忠寛 春学期 2限  

成績評価方法


みんなの評価


総合
単位の取りやすさ
GP(成績)の取りやすさ
内容の充実度
授業要旨
異なる学問的ディシプリンを持つ3名の教員により、われわれの日常生活のなかのさまざまなリスクとその対応策、また、リスクそれ自体の社会的位置づけについて学ぶ。  なお、講義の理解を高めるために、授業で指定された参考文献の精読や、講義資料・ノートによる復習など、毎回90分程度の事後学習を行なうことが望ましい。 〈久木元真吾担当分:第1-5回〉  私たちの日常生活や、生きることそのものにとって、リスクは不可避的に見出すことができる。本講義では、多様なリスクの中でも、日常生活や人生・生命など、「生(life)」をめぐるリスクに注目して、社会学の視点から考察を行う。 具体的には、ライフコースをめぐるリスク、生命保険の現代的変容、医療をめぐるリスク、リスクと将来不安といったトピックを中心に取り上げ、「生」を生きることに伴う諸リスクについて、その社会的背景をふまえながら論じる。 〈吉川忠寛担当分:第6-10回〉  第6回から10回の講義では、自然災害への社会的対応と防災計画策定のあり方について講義をする。 防災計画の策定においては、まずは、対象地域の地域特性と外力による被害想定を総合的にイメージし、それに基づく時系列での災害対応の流れを検討する。次に、その災害対応が実際に遂行できるよう、優先的に取り組む活動を選定し、その事前対策を検討する。最後に、これら災害前・後の活動に必要な組織体制を検討する。これらの体系が防災計画である。 したがって、防災計画には、地域特性(大都市や地方市町)、災害種別(外力の違いや大きさ)、災害対応の時系列の段階(応急期、復興期等)、主体となる組織体制(国、地方公共団体、自主防災組織等)などによって様々な内容が存在する。 本講義では、これらの多様な防災計画の事例を吟味することを通じて、過去の災害教訓と防災計画との関係、ハード対策・ソフト対策の関係、自助・共助・公助の関係(組織体制のあり方)などの諸論点を考察する。  〈安部竜一郎担当分:第11-14回〉  ドイツの社会学者ウルリヒ・ベックによると、科学技術の発展とそれを基盤とした今日の産業社会の高度化によって社会は不可避に巨大なリスクを抱え込むに至ったという。一方、今日主流のリスク評価=管理論では、巨大な「残余リスク」を空間的・時間的に「外部化」することによって不可視化してきた。しかし、リスクをベネフィットと比較衡量する「リスクの政治経済学」は、リスクの通約不可能性や空間/時間の有限性と連続性を無視するが故にかえって問題を深化させ、「構造-化」してしまう。第11-14回の講義では、ポリティカル・エコロジー(環境問題の政治経済学)の視点から、こうしたリスク社会の陥穽について考察する。 

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